イミダペプチド、効果はあるか?


 驚異の「疲労回復ドリンク」として、テレビ・雑誌で話題の商品です。 


これを飲むと、中高年が悩むだるさ・疲れが、みるみる解消される、という。

そしてなんと、あの坂東英二(69)さんも飲んでいるらしい!



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有効成分は、鳥のムネ肉から抽出したエキス、とのことです。

これは今までにない、面白い発想だと思います。


 というわけで、僕もこの商品のウンチクに魅せられて、去年の6月から約半年間飲んでました。

しかし…いまのところ、効果は実感できていません。

果たして、実効性のある商品なのでしょうか?




◆まず、成り立ちからして若干うさんくさい。

日本ハム(株)を中心とする「鳥肉業界」が発案。

そこから、産官学連携の抗疲労食薬開発プロジェクトが立ち上げられている。

つまり、"いかに鳥肉を消費させるか"ありきの発想からスタートしていること。



◆つぎに、イミダペプチドの「確証マーク」。

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商品には、必ずこれが付いていて、イミダペプチド含有を保証する、とのこと。

このマークは、(株)総合医科学研究所の評価試験に基づき発行された証だから、

安心してください、という。

しかし、この機関は「身内の機関」である。

自分の会社の商品を、自分が評価してどうする。。



◆さらに、マスコミがこぞって取り上げていること。

業界団体が後押しして、マスコミにプッシュをかけている構図が目に浮かぶ。


そのうえ、web検索してみると、誰ひとり効果の程に疑問を呈していない。

これは、web検索でも、上位にマイナスの案件が出ないようにコントロールされている

証拠だといえそうだ。



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実際に飲んでみると。

この商品は、味が一定していない。

よく振って飲んでも、毎回、違う味がする。


例えば、リポビタンDなどは毎回、同じ味がする。

ということは、このイミダドリンクは、一本ずつ、成分にバラツキがあるということだ。



仮にメーカーがいう「イミダゾールペプチド」の正体、

ヒスチジン(または1-メチルヒスチジン)と「カルノシン」と「アンセリン」という成分が

疲労物質であるのが間違いないとしても。

その成分が十分に入っていなければ、意味がないこと。


味のバラツキがある以上、成分が十分確保されているとはいえないだろう。


最近は、メーカーからビタミン成分が添加された「プレミアム」という商品が追加された。

これは、イミダペプチド本体に自信がないあらわれともいえるのではないだろううか。



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このドリンクは1本、268円。

土日を除く毎日、ほぼ連続服用をしていましたから半年で4万円近い出費でした。


この半年の実験?で、?明らかになったのは「副作用がない」ということ。

そして、疲労回復の効果があったのか、なかったのか「分からない」ということ。


以上が、半年間イミダペプチドを服用した感想です。