キムタクの自殺シーンに号泣~2007年ドラマをプレイバック!

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華麗なる一族』(TBS系)。

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印象に残ったドラマシーンは?


華麗なる一族』(TBS系)で、

鉄平(木村拓哉)が猟銃自殺するシーンと、
その後に鉄平が実の息子だと知った大介(北大路欣也)が
号泣するシーンで思わず涙してしまった、

という意見があるそうです。


参照記事
 ↓
http://feature.tv.msn.co.jp/special/special_01_03.htm



私は、残念ながらこの意見には賛成できません。




まあ、ドラマの話ですが、

主人公(キムタク)は自殺しようとしたけど、やはり思いとどまり、
北海道にでも行って、地べたにへばりつきながら
泥にまみれた生き方をする、

、という結末の方が良かった。


だって、
自分勝手すぎると思いませんか?

妻子をホッポリ出して。

自分の妻と子の、今後のことをまったく考えてない。
自分の事しか考えてないわけですから。


また、
これがキムタク以外の俳優だったら、自殺でも良かったかもしれない。

なぜなら、キムタクは「自殺が最も似合わない俳優」だ
と思うからです。

だって彼は、見てるだけでポジティブ感が伝わってくる俳優ですからね。

ドラマ中で見てても、最終回までの彼だったら、自殺はちょっと
おかしい感じがするわけなのです。

彼が演じるとそうなってしまうのです。


ケビンコスナーに、不誠実な役が似合わないように。
シルベスタスタローンに、知的な役が合わないように。
シャロンストーンに、西部劇が似合わないように。


だから、ますます自殺のシーンは泣けなかった、

というよりシラケました。







あと、シナリオにも問題があります。


自殺前に電話する。→妻が出る→「息子に代われ」と言う。

で。

「母さんのこと頼むぞ」という→息子「ハイ」という。


…。

なんでしょうか、この陳腐なシナリオは!



私は最終回前に、ドラマを見てる知人や同僚に
「キムタクは絶対に自殺しないよ」と、
自信満々で語っていたものでした。

あそこまで緻密に構成されたドラマで、それはないだろう、
と確信していたからです。

キムタクが主人公だから、原作に背いてテレビ向けには
自殺はないはず、とも思っていましたし。


しかし、あそこまで盛り上げといて。


「自殺オチ」とは。


なんというかもったいなくてしょうがないです。
あそこまででシナリオライターのエネルギーが尽きたのでしょうか。





しかも、自殺シーンがキレイに描かれすぎていたのが問題です。

もっと小汚く扱ってくれないと、青少年に少なからず良くない影響を
与えてしまったかもしれません。

「ふ~ん、チャレンジに失敗したら自殺すりゃいいのか」、と。






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 ↓
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