Audi 新型A4・国内モデル発表 !

イメージ 1

------------------------------

神経質っぽい。

------------------------------

18日に正式発表されたアウディ新型『A4』

http://www.carview.co.jp/road_impression/2008/audi_a4/

http://response.jp/issue/2008/0318/article107106_1.html


このデザイン。

この程度で給料がもらえるのか…、と愕然とした気分になってしまう。

普通。。

いや、トヨタでさえもこの程度なら承認が出なかったかもしれない。


とにかく出してしまったからにはあと5~6年、売り続けなければならない。

果たして新鮮さを維持できるのだろうか?



まず、パッと人目を引く「アイキャッチ要素」が、とにかく多すぎるのが問題だ。

フロントライト、リアランプ、アンダーボディのラインなど。

アイキャッチ要素が多いとすぐ飽きてきてしまうものだ。

そのアイキャッチ類たるや、どれもが神経質っぽい。しかもお子様っぽい。



つぎに、従来のアウディの「デザインモチーフの特徴」をあっさり捨てているのが問題だ。

先代(になってしまった)A4のマイナーチェンジ前のデザインなんか、もう、

至福のデザイン。美しすぎて、めまいがするくらいだった。

今回の新型は違う。

普通のデザイン。普通すぎて、めまいがした。

つまり歴代のアウディデザイナーが大事に育ててきた、「アウディにしか使うことを

許されない」モチーフを、今回自ら放棄してしまった。

それが問題なのだ。もったいない。



最後に、顧客の好みを伺ったデザインになっているのが問題だ。

「今、こんなんが流行ってるんですよね?どうですかね?」てな感じ。

このデザインで付いて来い!という主張をして欲しかった。

「美しいカーデザインはこういうものなのですよ」と。

それが出来る自動車会社は、アウディしかなかった。

だから、今のBMWデザインってカッコいいのかな?と戸惑い気味の人々を

新型A4で教育して欲しかったところだ。







カーデザイナーのトップクラスの方々はもう、信じられないくらい給料が高い。

そうなんだから、もっと考え抜いたデザインで発表してくれよ、と言いたくなる。



かつて、アウディニッサンの本部長クラスの対談があった(共に日本人)。

簡単に言うと、ニッサンアウディでは考え方が違っていた。


アウディは、とにかく下っ端も含めてデザイナーに、

良好な環境で、 (贅沢すぎる環境で)、

ゆっくりノンビリやらせる、 (ダラダラと遊ばせまくる)、

、、という主張だった。

そうでないと長持ちする良いデザインは出来ないのだ、と言い切っていた。

それに対してニッサンの部長は、それは違う、と言っていた。


ともあれ、良好な環境で、ゆっくりノンビリ、で出てきた新型A4。


皆さんはどのようにお感じになりましたか?



それにしても内装は、相変わらず素晴らしい。

内装デザイナー達はガッカリしただろう。この「お子様」外装に。


さらにメカニズムも素晴らしい。至高のメカが搭載されている。

エンジニア達は大層ガッカリしただろう。この「神経質」外装が
採用されてしまったことに。



高い値付けは、内装代・エンジニアリング代、と割り切って乗るべき車だろう。


デザイン評価… 星なし (星三つが満点)