日本では、プリウスのリコール。
コンシューマーズレポートという、消費者の作る雑誌が米国にある。
はっきりいって、私はこの手の団体は好きではない。
グリーンピースみたいな、自己中心的な、押し付けがましさを感じるからだ。
作り手と、買い手においては、どちらが偉い、というものはないはずだ。
ちなみに、僕はVWポロGTIを運転するたびに、VW技術者に感謝したい気持ちになる。
「いいクルマを作ってくれてありがとう」と。 これは本当である。
こういう感謝の声を聞けば、技術者だって嬉しいだろうし、ヤル気が湧くというものでしょ?
つまり、作り手と買い手とは、お金をもらう、お金を払う、という立場こそ違えど、
「ほぼ同格」と言っていいと思う。
それなのに。。
最近は「お客様」というのが、ちょっとデカイ顔をしすぎていると思う。
なんていうのか、文句ばっかり言ってるような気がする。
例えばプリウスにしたって、これだけの作品が200万円前半で買える、ということに
感謝して乗っているのか?と言いたい。
今回の不具合にしたって、大したことではない。
だって「ブレーキを強く踏めばいいだけのこと」なんだから。
ちなみに。
きょうの朝日新聞は、大得意だ。
一面トップにはデカデカと『トヨタ不具合認める』。
社会面でも『トヨタ おそいよ』である。
勝訴判決を勝ち得たようなノリだ。
しかも、おそろしいのは添付されているこの図。
これではパッと見、今回の不具合で、
「停止まで13.6メートルかかるように」見える。
実際は、70cm伸びるだけ。
これは、とても、とても 不公平な 表記だ。
北米のマスコミといい、日本のマスコミといい、
「頭の中は空っぽか?」と突っ込みを入れたくなる。
したがって、トヨタの技術者たちは、とても無念だろう。
おそらく利用者に良かれと思ってやった措置だろう。
それをここまでヒドイ扱いをされては。
そんなこんなで、
私は、トヨタの技術者に心から同情するのである。
利用者が阿呆で カワイソウ でしたね…と。