女性に、とても人気のあるケーキ屋?とのこと。
で、クチコミを見ると、
みなさん「美味い、美味い」とベタ誉め。
う~ん、本当にそうですかね?
…実際食べてみたんですけど、残念ながら、さほど、美味いとは思えなかった。
もちろん、不味くはないですよ。
このタルトが問題なのは、商品構成のバランスが悪いことだと思う。
上のカット写真を見て解るとおり、ほとんど「生クリーム」。
これじゃ、生クリームを食べているようなものです。
つまり、タルトというのは「下の生地層」と「上のクリーム層」とを、
一緒に食べることによって美味いと感じるバランスで
仕立て上げなければならないもの。
だからこのタルトなら、せめて生地層をあと2倍大きくして、生クリームを1/3にする。
こうしないと、本来の美味いと感じるバランスではない。
つまり、見栄えばかり優先されて、味のバランスなんかそっちのけ。
全くのデタラメで作られている。
そういった類のタルト。
しかも、ワンピースで¥950-もする。
こういうのを「美味い、美味い」と食べていたら、
店屋は増長してしまいますよ、みなさん。
あと、果物は、果物として、「果物のみで食べる」のが、
一番美味い食べ方でしょう?
というか、そうやって食べないとせっかく一生懸命作った
「農家の皆さんに申し訳ない」とすら思ってしまう。
そんなわけで、、
せっかくの果実は、生クリームと一緒に食べたらもったいない!
そんな気持ちが働いて、美味いと感じる脳波にブレーキをかけたのも事実です。
ちなみに、ドイツではイチゴのショートケーキをどうやって食べるか。
マイケル・シェンカー(Michael Schenker)氏によると、
まず、てっぺんに乗っているイチゴをはずす。
↓
皿に載せる。
↓
ケーキ部を食う。
↓
たまに、皿の上のイチゴをかじる。
↓
また、ケーキ部を食う。
↓
皿に載せる。
↓
ケーキ部を食う。
↓
たまに、皿の上のイチゴをかじる。
↓
また、ケーキ部を食う。
、、という食べ方をするそうです。
これならイチゴの食べ方として、農家の皆さんだって納得なさるでしょ?
いわば、箸休めと、ケーキ部の甘さを増すために利用されているのですから。
以上から、ベリーカフェのタルトは全く評価できない。
美味いと断言します。