・スタイルが死角なしの美しさ。
・乗り心地は絶品。
・ステアフィールに感動。。
しかし、気になる点も2、3、ありました。
まずは、エンジンの音がイマイチ。
踏み始めの低回転のとき「にゃ~ん」という、ネコが鳴いてるような音がする。
どうにも、ベンツに相応しくないような、ひ弱な印象なのです。
オープンにしているとその音が室内に入ってくるので、ますます気になります。
これは二日間借りていて、最後まで気になったポイントでした。
もっとも、借りたのは1800ccターボの下位グレード。
3500ccエンジン搭載の上位グレードタイプなら、違うのかもしれません。
つぎに、意外にも、シートがイマイチでした。
本皮でしたし、骨格もガッチリしていて、コストがかかっているのは分かりますけれど。
まあ…ベンツのシートって「世界一素晴らしいだろうな」という先入観があったにもかかわらず、
予想外に普通だったので、イマイチという思いが強くなったのかもしれません。
僕はVWゴルフGTIの本皮シートが、いまのところ世界一だと思っているのですが、
それをSLKシートは、残念ながら、超えられていないです。
他に、気になった点。
1.エンジンを切って、外に出て、ドアロックをかける時。
ホーンが「ブッブッ」って勝手に鳴るんですね-。
これはサービスなのかもしれませんが、いらないんじゃないかな-。
だって、SAで駐車した時とか、プップッと鳴る音に周囲の人が振り返っちゃって
恥ずかしかったですし。
2. 立体駐車場に入れるとき。
車幅があって(1845mm)、、結構てこずりました。
運転中は全く気になりませんが、パーキング時には乗り降りも含めて、
やはり日本では覚悟が要りますね。
3. SLKを返却して、直後にポロGTIに乗り、走り始めたとき。
思わず「軽っ!」と叫んでしまいました。
…やっぱり重たいです。ベンツSLK(1450kg)。
同じ1800ccターボで ポロGTI(1050kg)は、400キロ軽いわけですから、
当然です。
はからずとも、SLKに長く乗っていたおかけで、
愛車ポロを体の一部のように「意のままに扱っている」という感覚を実感できました。
4.そして最後に。
ずっと乗ってきて、思ったのは、
「メルセデスSLK200は、スポーツカーではない」ということです。
2シーターオープンの、クラウン、という表現が適切かもしれませんね。