見る前は、ほんの少し、楽しみにしていたのだが、、
じっさい見たら、客を舐めてるんじゃないか?という位の稚拙なストーリーにガッカリした。
もう、ボーゼンとしてしまったのは、ロシアのチェルノブイリでのシーン。
なんと今回のダイハードは、例のチェルノブイリが最後の舞台となる。
ここで、敵(悪党達)は当然、堅牢な防護服をつけて、中に入っていく。
し・か・し、主人公達は「素のまま」潜入する!
さらにボーゼンとしてしまうのは、敵は「放射能除去剤」のようなものを持っていて、
なんなんだその設定は?
さらに!
放射性物質貯蔵タンクとかが置いてある大きな倉庫内で、ドンパチやったり、
その施設内でヘリが落下したり、炎上したりする。
しかも!
最後に、放射性物質を貯蔵していたような水のたまったプールに、
主人公とその息子が、ドッボーンと落下するシーンがある。
汚染物質プールに飛び込み、顔から足元まで全身に汚染物質の水を浴びるわけだ。
それなのに、そのプールから這い上がってきて何事もなく「ハッピーエンド」。
これはないでしょう。
そうはいっても、なかなか面白い着眼点もあった。
「主人公とその息子」VS.「敵のボスとその娘」。
この対比をメインに、もっと丁寧に、深みのある脚本を作っていったら、
案外いいストーリーになったのかも。
あらゆる点で、残念な映画でした。