「ドイツ若手モデル vs. VWシロッコ」 後編




前編のつづき。




僕が、10代後半の頃。

MR2というトヨタ車を街中で見かけた。


もう、かっこよくて、かっこよくて、いままで全く車に興味がなかった青年(私)は、

この車の虜(とりこ)になってしまった。


で、「免許を取って手に入れよう」、とまで思ったほどだ。

当時はそんな感じでワクワクするような、若者が所有したくなるような車が、

他にもいっぱいあった。


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ひるがえって、現在。

若者が所有したくなるような車はあるだろうか?


たしかに、若者は、お金を持っていない。

おっさんは、お金を持っている。

じゃあ、おっさん向けの車を開発し、おっさん向けにPR…、という戦略となる

自動車会社側の思惑は分かる。



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しかし、若者が車に興味がなくなった、という原因はそこにあるのではないか、と思う。


上記のおっさん向けセダン、や

ファミリー向けミニバンなどにエネルギーを注入しすぎた。


つまり、自動車会社は、すぐに販売の効果を上げようとして、楽(ラク)をしてしまった、

ということだ。


つまり、「若者が欲しがるような車」を提供してこなかったわけだ。自動車会社は。

イメージ戦略も含めて。


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いま、世界的に「エコだ」「電気自動車だ」などと、あまり若者がウキウキできるような

クルマが作れない状況にあるのも分かる。

世界的にクルマが売れなくなっているし。




だからこそ、若者に対して「所有して、運転する楽しさ」を提供してくれる車を

開発してくれることを自動車会社に望む。


それが将来、熾烈な競争の中で、自動車会社が生き残る最善の策だと断言しよう。



まあもっとも、クルマの運転が楽しめるような道路や、法制でバックアップすることも大事だ。

これについてはまた今度。。





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私が惚れた「トヨタMR2」。

これが停まっている自宅から徒歩20分くらいの、近所の見知らぬ人の車庫に
夜中歩いてよく見に行っていた。

「くるまストーカー」だった(笑)