2009 レクサス RX は売れるか?

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意外と、BMWを食うかもしれない。




そう思ったのは、外観デザインが「とてもイイ」からだ。


じつは、実物を見るまでは、つまらんデザイン…。と思っていた。

でも、実車を見て、考えを変えた。

とにかくスマート、エレガンス。


最新レクサス言語のデザイン「アローヘッド」は、

これまでIS、LS、と出てきたが、、どれもイマイチだった。

これは実物を見てもやはり変わらなかった。


しかし、RXの実物はいい。控えめな品の良さがある。

「アローヘッド」はRXのためにあったのか?と穿って(うがって)みたくなるほど。

とにかく、このデザインは所有する価値がある、と思う。



しかし、残念なのは、内装だ。

これは『車の運転席』とはいえないのではないか?


確かに、とても高級感に溢れていて、リラックスムード、タップリ。

自宅の居室でもここまで立派な雰囲気にはならないだろう。

現に、展示車両に中高年の紳士が座っていたのだが、「なかなか降りてこない」。

10分以上、内装に身を委ねていた。

その気持ちは分かる。かように本当にリラックスできる内装なのだ…。


そう。

そこが問題なのだ。

車というのは緊張感なくして運転されたら、非常に回りが迷惑だ。


このRXの内装に浸っていたら、リラックスしすぎて事故を起こしかねない。

これはホメ言葉ではない。


ちょっとやりすぎでしょう。

BMWだって、こういう内装は作り込めるはずだ。

しかし、やらない。

それはなぜか。

彼らは、運転席とは「運転に集中する」場所だ、ということを決して忘れていないからだ。

当然のことのようだが、この当然のことを忘れたRXを評価することは出来ない。


仮に顧客が望んだとしても、自動車会社としては「やってはならないこと」だろう。



なお、RXには致命的な欠点もある。

それは「リアドア」が異常に軽いことだ。


前席のドアはレクサス。後席ドアはヴィッツ

これはないんじゃないでしょうか。。