真面目な・若い「男性」に、読んでもらいたい。
日本の大衆文学『失楽園』で有名な、渡辺 淳一氏のエッセイ。
結論から言うと、男性に向けて書いてある部分は、結構楽しく読めた。
それ以外は、普通。
そんな読了感だった。
まあ、30分もあれば全部読めてしまう。
僕は思う。
世間では最近、ちょっと若い女性のご機嫌を取りすぎてないか?と。
女性市議とか、女性ピッチャーとか、女性ゴルファー、女性オリンピック選手…。
そのほかメディアによる、広告はもちろん、、
旅行情報に、グルメ。デパートの戦略。
芥川賞作家に、日本美術会会員、音楽の売れ筋アイテムなど。
主体が女性。 名宛人も女性。
どれもこれも、女性・女性。
ちょっとすごいことになってる。
なんでそんなに女性の御機嫌を取りたいのかな、と思ってしまう。
現代日本は、かようなメディア等の造った「女性&女性社会」。
いいか悪いかはさておき、現実問題としてこういう状況下なのは確かだ。
そんな「女性&女性社会」において。
『欲情の作法』は、若い男性の生き方・進み方を教えてくれている、といえる。
シンプルに。 |
「怖気づいてはならんぞ、男性諸君」と。
「女性&女性社会に呑まれてはならん」と。
それを、シンプルに説いているのがいい。
ちまたに溢れる薄っぺら内容のノウハウ本は、役に立たないか、偏向的すぎる。
その点、シンプルに根源的なことを示唆する本書は。
大いに役立つだろう。
マスコミ等の情報操作にコロリと乗ってしまう、真面目で、健全な、若い「男性」に。
で、どういう風に役に立つのか。
それは、若い男性が「男性」として役に立つようになる、ということだ。
僕は、
と常々思っている。
真面目で、健全な、若い「男性」がもっと女性にモテていいのに、、 |
この本が、その突破口になることを祈る。
さて、この本は女性にはかなり評判が悪いらしい。
全編を通して読めば、女性に対しての配慮が感じられるが、表面上は
なにしろ「男は二股かけろ」とか「女は白い下着をつけろ、厚化粧は阿呆だ」とか、
女性を舐めてるような記述が多いから「なんだ、この本!?」となってしまうのだろう。
ああ明日は大事な日なのに、夜更かしをしてしまった。
ではみなさま、おやすみなさい。。