『どちらともなく相手の誘いを 待ってるだけの臆病者さ』
歌詞が全編にわたって素晴らしい。
コード進行としては、
2コーラス目の「もういいだろ?ここいら-で」から、
「冷めた紅茶飲み干して…」の歌詞に至る一瞬のディミニッシュ(dim)・コード。
ここがキラリと光ります。
ロックバンドらしからぬシュールさ。
初めて聞いたときゾクッとしました。
実はこの曲、私(下村)はライブでやったことがあります。
イントロの雰囲気を出すのが難しい。
リズムを合わせるのが難しい。
イントロの、ギターの開放コードのあと、(および間奏、ラストの)
トゥントゥクトゥトゥートゥ…、というところが結構難しい。
てな具合に、難しい曲でした。
ところで、イマサのギターはあまり歪んで(ひずんで)いないから、
ミスるとゴマカシが効かない。
それを考えると、ライブで縦横無尽にかっこよく弾きまくる彼は。
かなりのテクニシャンだ、ということが分かりますね。
それにしても、、ああ、雨がシトシト降る日にピッタリの曲ですね-。
男の抑圧された魂の叫び。
しかし、この圧着感のなかに流れるクール感。
梅雨に聞くのにピッタリの一枚でした。