上野 とんかつ「双葉」




とんかつ御三家の1つ 、とのこと。




まずは店構え。

虚飾は全くない。

こういう、よく言えば素朴な店構えをしてる店は、結構ハズレが多い。


しかし、頑固一徹にトンカツだけやっているという一途さも感じられる。

ここは良心的に解釈し、トンカツ一筋(ひとすじ)、なんだろうと期待する。

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開店時間の10分前なのに、店内に入れてくれる。

暑い日だったのでこれはありがたい。









トンカツ定食、\.2940。これを注文する。

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1メニューしかない。

店側のトンカツにかける意気ごみが感じられ、期待してしまう。











待つこと、10分くらい。

品物が運ばれてくる。

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いい色合いにカラリと揚がっている。

割り箸ではない。この辺のこだわりに期待してしまう。






しかし。。


実際食べてみると。。



トンカツ自体の味わいは大したことなかった。

期待はずれだった。


率直に言って、2940円の価値はないと思う。残念だけど。


肉は、脂身がまったくなく、鳥のムネ肉を食べているようだった。

パサパサで、目を閉じてゆっくりしっかり味わっても深い慈味が感じられない。

こういう肉を上等な豚肉というのだろうか。


そして衣は薄く、それがためにたんにソテーを食べているような感覚になってしまう。






美味いトンカツとはどういうものだろう?

それはやはり、肉の部分と、脂身と、衣のサクサクした味わい、これらのバランスだと思う。


その点、この店のトンカツは、そのバランスを欠いているのが致命的だろう。


しかも、ごはんが著しくまずい。

標準価格米を使用しているのか?、という程のものだ。


繰り返すが、この体たらくで2940円は高すぎる。

一昔前の贅沢なトンカツと言えばこんな感じだったのだろう。



とにかく、店構えのイメージどおりのトンカツだった、といえば読者の皆さんには

味の想像がつき易いかもしれない。



評価…星なし (星三つが満点)


ただし、店員さんの態度は細かい心配りがあちこち効いていて良かったです。