面白いっ!
藤田和日郎さんの作品。
面白いですよ、ほんとに。
『痛快!』のひとこと。
ストーリーが良くできているのに、脱帽しました。
とにかく、読めば読むほど面白くなっていって、
どんどん話が「でっかく広がっていく」んですけど、
最終巻には見事に「全てが収束してゆく」のがスゴイ。
(最終回まで面白くて、
広がりきった大風呂敷が収束する漫画って珍しいでしょ?)
あとは、、
キャラデザインが独創的でいい。
背景の書き込みが丁寧(コマの隅々まで見るとスゴイ)。
僕のお気に入りは、、
◆第15章「汝、歪んだ夜よりきたる」。
主人公のうしおがほとんど出ないお話。
なかなか作者の造詣の深さが分かります。
このコミックは妖怪が出てきたり、生首が飛んだりして派手ですが、
語られている内容の「奥に潜む思想」がとても健全だと思うんです。
小学校の道徳の教科書にしてもいいのではないでしょうか?