評価は、変わらざるを得ないだろう。
従来、電気自動車といえば、とてもいいイメージだった。
クリーンで、夢と希望のモビリティ、みたいな。
でも「節電」のこのご時勢。
若干、肩身が狭くなっているのではなかろうか。
そして、動力として使われる「電気」。
これは、多くが原子力によって作られていることが
国民に知られてしまった。
(関西、四国、九州に至っては「依存率」は50%を超えている)
さらに、災害時で電気が止まってしまうと、全く役立たずである。
ガソリン車は、ガソリンを運べば動くが、電気自動車の電気は
持ち運びが出来ない。
被災地では活躍しそう、との記事もあるが、限定的な地域での実情と、
ガソリンが届くまでのごく短期間でのことのようだ。
以上から、電気自動車を手放しで礼賛する気運が、
今回の震災で冷却されたのは、ほぼ間違いないだろう。
電気自動車に頼らなくても、まだまだガソリンエンジンの未来はある。
こんなとんでもないエンジンに、仮にハイブリッド技術が合体されれば、リッター40kmは
軽くクリアしてしまうだろう。
このように、技術の工夫と、研究の努力で、まだまだガソリンエンジンには希望がありそうだ。
米国のテスラモータースが注目を集めたり、今や世界的に電気自動車がブームになっている。
このブームは結構だけれど、廃バッテリーの処理'という解決困難な課題はクリアされていない。
この点と、上記 震災以後に明らかとなってきた「電気供給の問題点」とを合わせて考えてみるに、
電気自動車の将来は…、
「あまり明るくない」と言えるのではないでしょうか。。