「ミシュラン東京 2008ガイド」 ガイド。つづき

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☆三つに、スプーン五つ、の完璧な店がある。

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前回のあらすじ

『☆(ほし)は料理の美味さのみ。スプーン・マークは店内の快適さを示す。
かような二つの尺度がある、と判明したのだった!!』




(では、つづきです)

さらに、☆と
    スプーン&フォーク・マークには。

なんと「赤色」と「黒色」の表記がありまして。


「赤色」表記の方が、「黒色」より評価が上なのです。
(参照 p.22)


ですから、結構細かく格付けがされているのですね。
知らなかった…。




そんな中で、

☆三つ(赤色)に、スプーン五つ(赤色)の完璧な店がありました。


ジョエル・オプション(仏料理)
福田家(和食)
トゥールダルジャン(仏料理)、、です。


この三店が、トップ・オブ・ミシュラン東京2008、ということになりましょう。

ここのサービス、食事を享受するには、
お一人様、2万円~5万円、の予算が必要です。



もっとも、私が掲載写真で見る限り。

上記仏料理の二店は、いかにもフランス人が好みそうな
色づかいや、しつらえが施された内装です。

和食店にいたっては食器や置物が日本風なテーマが貫かれていて、
これまた東京に旅行に来たフランス人が喜びそうなものです。


すなわち、

「在・日本人に向けて作られたガイドではない」というような
印象を受けました。



選定にあたった調査員は、日本人も含む複数名、との記載が
なされていますが、

実際には欧州の選定員の意向と、欧州の人々へのガイドという
性向が強く反映されたものとなっているようです。



来年度は、どういう評価になっているのでしょうか。


星二つの店は、三つの店を念入りに研究するでしょうし、

三つの店は、星を維持すべく。
オーナーからスタッフ一同、喜びもつかの間、
今頃すごいプレッシャーになっていることでしょう。


星が減らされる、というのは
店の衰退イメージに直結しますからね。






つづく