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デザインは最高だ。でも、ちょっと値段が高くないか?
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価格=233.0万円。
全長×全幅×全高、3545×1625×1515mm
ホイールベース=2300mm
車重=1010kg
駆動方式=FF
1.2リッター直4SOHC8バルブ(69ps/5500rpm、10.4kgm/3000rpm)
参考燃費:12.26km/リッター。
http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/i0000018679.html?pg=1
なんて素晴らしいデザインなんだろう。
このデザインだけでもお金を払う価値があると思う。
小さいのに、これだけ存在感があるデザイン。
すごい。
これは、細部にわたって手抜きがないからできる技だ。
そして全体のバランスが非常にいい。
どの角度から見ても良い。
細かい専門的な解説をしなくても、誰が見ても分かる。分かり易さ。
最近カーデザインは、威圧感を与えるような代物がもてはやされている。
そういう流れに対する強烈なアンチテーゼ。新型フィアット500。
すがすがしく、小気味いい。
見ていて良い気分になれる。そんなコンパクトカーは「初代トヨタ・ヴィッツ」以来だ。
デザイン評価… ★★★ (星三つが満点)
しかし。。
233万円はちょっと高すぎる。
Fiat Auto Japanは、価格設定を誤ったと思う。
なぜなら、パフォーマンスが233万円には物足りないからだ。
「これだけ払うなら、他にしよう」と考える諸氏も多いはずだ。
私もその1人だ。233万円なら、断然VWポロGTIの方をオススメする。
そんなわけで、この1.2 8V ラウンジSS。
大ヒット、とはいかないのではないか、と私は見る。
ホイールや装備品を色々オプション扱いにして、
頑張って199万円のプライスタグを付けていれば、ヒットしたに違いない。
この価格帯・このクラスの車を買う人々は、コストパフォーマンスにシビアなのだ。
その代わり、次作として2008年内に導入が予定されている1.4リッターモデルを
少々高くすれば、良かったのだ。
マニアは多少高くても、惜しまずお金を払ってくれるものだからなのだ。
あと残念なのは、マニュアルトランスミッション(MT)がないことだ。
MTなら、車重は1000kgを切っただろう。
それなら、格段に、走って楽しい車になったに違いない。
なお、、フィアット500関連ではこちらの記事もお読みください。
私の大好きな評論家、笹目二朗さんの文章です。内容も大賛成!
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http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/i0000018514.html?pg=4