トヨタ クラウンマジェスタ 新型発表。

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なんか、唐突な感じ。




トヨタ自動車は、“トヨタ”ブランドの最高級セダン『クラウンマジェスタ』を

フルモデルチェンジして26日より発売した。



今回のマジェスタのトピックスは、

「V8 4.6リッターエンジンに、8速AT仕様」があること。

この至高の組み合わせは、今まではレクサスLSとGSでのみ、購入できた。

いわば、レクサスの「華(はな)」だった。



これをトヨタブランドでも、、ということだろう。

おそらく、3車中、一番安く"至高の組み合わせ"が手に入るだろう。


それにしても、この「V8+4.6L+8AT」コンビを、

トヨタブランドで放出する必要があるのか? 

ちょっと、首を傾げてしまう。


だって、わざわざ、国内でレクサスブランドを立ち上げたわけでしょう?

それは、トヨタよりワンランク上の上質を提供するためでしょう?

ネームバリューとステイタスのある「セルシオ」「アリスト」ブランドを

捨ててまでして立ち上げたものだったはず。

特にセルシオ・ブランドなんか、それこそ巨額のお金を費やして確立されたものだった。


それらを捨てて、レクサスで勝負することに決めた以上、

トヨタにレクサスと同列のものを与えてはいけないはずだ。


確かに、トヨタブランド信奉のお金持ちはまだ多い。

その方たちは、喜んで今回の"三点セット"マジェスタを買うかもしれない。


しかし、上記・至高の三点セットは。

繰り返すが「レクサスならでは」の華(はな)だったはずだ。


したがって、レクサスブランドに惹かれて"三点セット"を買った人たち、

または、これから買おうとしている人達は。

トヨタにも同じのが与えられたと聞いたら、やっぱり、

いや~な感じなんじゃなかろうか?


分かり易く言えば、今回のマジェスタ登場でトヨタファンの心を「少し」つかむけど、

レクサスファンの気分を「大いに」損なってしまうイメージだ。


これはトヨタグループで見て、結局「大減点」になってる。



ゆえに、総じて、トヨタグループ全体として決して得策とは思えない。


これは、目先のことしか考えてない、

愚策だと断言する。




ちなみに、デザイン的にも、見るべきものはない。

率直に言って「マイナーチェンジ」と言っていいような出来だと思う。


最近は、こんなフルモデルチェンジばかりだ。

VWのゴルフⅤ→Ⅵ、しかり。

BMWの5、しかり。

ホンダのオデッセイ、アコードしかり、、だ。


こんな状況で、クルマが売れるように何とかしろ、と政府にモノを申すのは。

ちょっと図々しいにも程がありませんか?

自動車会社の取締役のみなさん。