◆藤子F不二雄大全集 パーマン1

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◆藤子F不二雄大全集 パーマン




遂に刊行が始まった藤子F先生の全集です。
パーマンの上司は改定後の「バードマン」が一般的でしたが
ここでは元通りに「スーパーマン」に戻りました。
これでスーパーマンには及ばないからパーマン、という設定が意味を成す訳です。
残念ながら、正体がばれたら「クルクルパー」にするという元の設定は
相変わらず改定後の「動物にする」のままだったですが。

私は藤子F作品の中でもパーマンが一番好きでして、携帯着信音も
ずっとパーマンバッジ呼び出し音にしてるくらいです笑
身を粉にして世の為に働いても正体を明かせず、苦悩・葛藤するミツ夫。
ミツ夫の事が好きなのに、ミツ夫はパー子には興味は無く、正体の星野スミレが
好きなことに悩むパー子。今読むと実に深いです

これは新Ver.の最終話です。
ミツ夫はバード星(この大全集では「スーパー星」に戻る予定)に留学する事になり
見送りに来たパー子は別れの餞別に、今まで秘密にしていた正体、自分がミツ夫の
大好きなアイドル、星野スミレであることを初めて明かすのです。いいですねえ・・。

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しかし、この話はこれで終わらずに、後日談が「ドラえもん」で展開されています。
時系列だと10年後位でしょうか。20歳を過ぎた星野スミレは女優として大人気で
この頃にパー子としての活動をしてるのかは描かれていないので不明です。
「めだちライトで人気者」と言う話がありまして詳細は省きますが、そこでの出来事です。


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ずっとミツ夫の帰りを待ってる星野スミレ、健気で泣けるじゃないですか・・。
結局、この後にどうなったのかは描かれてはいませんけど。
藤子F先生もパーマンには、他の作品以上に思い入れがあったんだろうと察します。
この大全集パーマン全8巻が完結するのは来年6月予定なので
まだ先は長いですが気長に待つとしましょう。


【購入満足度】      

★★★★★