ジーゲスクランツの謎に迫る。

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前回のつづき。




ジーゲス・クランツという店は、ドイツの店かと思いきや。

なんと、昭和58年10月創業の、東京・世田谷区の店でした。

濱田秀也さんというかたが社長を務めておられるようです。


ここで、ふと、「ケーニヒスクローネ」を思い出しました。

こちらも同じくドイツ菓子店。

東京の新宿ではタカシマヤに、店が入っているのですが、

取り扱い商品も、パッケージも、ムードも似ている。


で、調べてみるとっ!

代表取締役が、濵田秀世さんというかたです。


なんと、苗字が同じ。

で、さらに調べてみると、ジーゲスが兄の店で、クローネが弟の店だ、とのことです。

これで、ジーゲスとクローネが似ているわけが分かりました。

なかなか興味深い話でしょ?


クローネは、創業 昭和52年12月23日、神戸市東灘区御影に。

つまり弟が関西地区の神戸でクローネを開業したら、

兄が6年後に関東地区でジーゲスを開業。

なかなか商売上手な兄弟ですね。





ところで、ジースクランツは

「Sieg 勝利 Kranz 花輪」=「月桂樹の環」という意味でした。


では、ケーニヒスクローネはどういう意味なのでしょうか?

これは「K??nig 王の Krone 冠」ですから、まさしく「王冠」です。


ということは、ジースクランツも、ケーニヒスクローネも、かぶりもの。

この店達は、名称も<かぶりもの>繋がりだったのです。

とにかく仲がいい兄弟なのだ…と、いうことなのでしょうか?

それともその逆か?(笑)



ところで、ケーニヒスクローネのHPで誤りを1つ発見しました。


『ケーニヒス クローネとは、ドイツ語で「勝利の王冠」という意味です。』

…と、書いてありますが、この部分は誤訳です。

ケーニヒスクローネのどこにも「勝利」という意味は、ありません。


兄弟店・ジースクランツの「ジーゲス」こそが、

「勝利の」という意味ですから、

Web担当者が、つい、混在してしまったのでしょうか。