「あなたは、このクルマを買うのですか?」
まず、、 |
とにかくかっこ悪い。
なんか、情けなくて涙が出てきそうだ。。
これが「ジャパン・プレミアム」なのか?
サッカーや野球で負けて、カーデザインの世界でも負けるのか?
つぎに、、 |
このCTで問題なのは、2005年のISから始まった「エルフィネス」なる、
「デザイン言語」の主要な部分を、かなり捨てていることだ。
たしかに2005年のISはちょっとぎこちないところがあったけど、
あれは使い方がイマイチだっただけで、なかなか「独自性」を体現していた。
つまり、レクサスというブランド初の、オリジナリティを体現していたと思うのだ。
2005年のIS。
しかし、それを。
ちょいと ここのところ評判が悪いとか、予想外に売れないとか言って。
5年も経たないうちに放棄するなんて勿体無いんじゃないだろうか。
捨てたんなら、もっといいデザイン言語でくるのか…と思いきや、
今回のCTでは、「トヨタ」デザインに逆戻りになっている。
ドン臭くて、庶民派?
とてもとてもプレミアムを標榜する「レクサス」デザイン言語とは言えない。
そして、、 |
このCTのウリは、燃費性能だという。
経済新聞や、映像メディアは食いつくだろう。
記事やニュースで「エコだ」、「偉いぞ」と、持ち上げる。
でも、彼らは買わないでしょうね。
だって、経済新聞の記者は、BMWを買う。
映像メディアの人間達は、ベンツを買う。
こういう外車大好きオヤジ達を振り向かせる魅力は「燃費だけ」では駄目なのだ。
で、結局、…だれがレクサスCTを買うのか?
どんな人たちをターゲットに考えて開発されたのだろう?
ことに日本では5ドアハッチバックは「全く人気がない」形状だ。
こんな甘い企画で、これから先、欧州のベンツやアウデイと戦っていけるのか?
まとめ |
このCT。
・かっこ悪い
・今まで5年間のレクサスが構築し、蓄積してきたものを無駄にするという愚策。
・買う人がいない
したがって、CTはレクサスの将来にとって、大変な失策になる気がする。
だから僕は、開発者に「あなたはこれを買いたい気持ちになるのか?」と。
念を押して問いたくなったのだ。
【追記】
ジャパン・オリジナルである。サムライ・ジャパンだ。
だから、応援したいんです。
でも、このCTでは、アウェーでもホームでも「勝てないだろう」。
それが残念でならないのです。