手放し運転をする矢沢永吉さん。
ああ、やめてくれないかな。
彼の実直でタフなキャラに合わないでしょう。
そもそも、自動運転中の責任はどうなるかっていったら、
「運転手」の責任になる。
これ大事です。
以前はメーカーの責任とする、と国土交通省は言ってたが。
運転手が全面的に責任を負うのです。
リアルワールドでは、予期できないことがたくさん起きる。
プログラミングの不具合だって、絶対に起きる。
しかしメーカーは、責任を負わない。
仮に自動運転中に、メーカー側の何らかの落ち度での事故が起きても。
コンピューターはブラックボックス化されてるから、
メーカーサイドは解析の結果「異常ありませんでした」
と絶対に言うだろう。
そして、こっそりプログラミングの修正を行うわけだ。
他に問題なのは、自動運転って「譲り合い」の
プログラミングはないでしょ？
合流の時、他の車をさりげなく入れてやるとか、
後ろから速い車が来たら車線変えてあげるとか。
「お先にどうぞありがとうプログラム」がないのだ。
僕は運転していて常々思う。
煽り運転するような凶悪な人もいるが、
譲り合いの心を持つドライバーもまだまだ多くいる、ということ。
誰かに譲ってもらったら、次は、自分が誰かを譲ってあげればよい。
それこそが成熟した車社会であり、理想だ。
自動運転機能はそれを欠く。
それを欠く自動車交通社会は、ギスギスしてきて、
自分勝手が横行する、
心を磨り減らす場になってしまうと思うのです。
永吉さんに、
そこんとこ、インタビューしてもらいたいですね。
