至福のバランス感を味わえる。上ロースで。
まずは、店構え。
道路からちょっと奥まったところに入り口がある。
う~ん。。評価に苦しむ。キレイなんだか、汚いんだか…。
しかもなんなんだ?バイクとチャリ。
配達用かと思うけど、せめて裏口において欲しいなあ。
とはいえ。
道路から、入り口扉までのスペース。
超一等地の土地を店内スペースとせず、このように空間として利用している。
店長の心意気「あり」と認定しました。
で、店内。
撮影は「他のお客様に迷惑になるから」できませんでした。
手書きでどうぞ。
カウンターがどーんと細長く鎮座している。寿司屋か?とツッコミを入れたくなる。
奥が向かい合わせで座れる家族やカップルの場所。
男二人で行くと「カウンターにどうぞ!」と有無も言わせない、おばさん達…( D )
定食用の「きざみキャベツ・サラダ・トマト」セッティングされた皿がずらりと並ぶ …( C )
あとは揚げたてのカツを載せるだけ。
揚げ場。神聖な場所のようだ …( B )
店長しか近づけない。
店長は、揚げ物と・お会計をする。…( A )
現金をしっかり握った手で、調理をすぐやってくださる。なかなかの人物である。
さて、いよいよトンカツ。
私はロースしか食べないのでロースを注文しよう、と思う。
なぜならポーク(豚肉)の脂身の部分が結構好きなのです。
メニューは、
・上芯ロースかつ \2200
・上ロース \1650
・ロースかつ (Pork Loin Cutlet) \1230[B]
・ランチとんかつ \1000
・上ロース \1650
・ロースかつ (Pork Loin Cutlet) \1230[B]
・ランチとんかつ \1000
となっている。
実際の表記どおり書いてみた。
店員さんに違いは何か?と聞くと、厚さ、部位、大きさの違いである、とのこと。
という訳で、平均よりやや高級の上ロースを狙ってみた。
これです。
…。
豚肉、いいのを使ってる。
新鮮なネタを使った「握り寿司」のような鮮烈さが感じられました。
無論、握り寿司とは違って揚げてあるんですけど。
揚げる前から劣化している豚肉を使うと、やはり出来上がりも何となく臭い感じになる。
そして硬くなってしまう。
その点、この「上ロース」の使用肉は新鮮だった。
信用できる仕入れ業者から買い入れ、店主が保存に気を配り、…と、
肉の扱いに配慮しているのであろう。
そして、脂身と赤身の部分とのバランス。(3:7)くらい。ちょうどいい。
しかも、霜降肉みたいな感じになってカットされており、一口かじる度に(3:7)が口に入るようになってる。
衣の厚さと、肉の厚さ、のバランスも丁度いい。
衣はサクサク。揚げる温度は高めなのかもしれないが肉の食感とのバランスがいい。
(海原雄山みたいな語り調になってきてますが、)
とにかくバランスがいいトンカツだと思う。
これはまさに至福のバランス感といえる。
価格は、1650だけど、これも適正価格だと思う。
きょう食べなかった他のロースも全部トライしてみたくなった。
評価… ★★ (星三つが満点)
なお、この店はエリック・クラプトン氏も常連だという名店。
クラプトン・マスター蔵吉さんから、教えていただきました。