VWの「R」を考える。

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僕が「お金持ちだったとしても」きっと買わないだろう。





そしてゴルフⅥの、Rモデルが発売されるのが決定している。


しかし、心惹かれない。

所有したいと全く思わない。


なんでだろう?


それは、、

(1) クルマの形状が「ハッチバック」だから

だと思う。


ハッチバック形状というのは、最小限のスペースに大人4人を座らせるべく作られた、

いわば「庶民のクルマ」なわけだ。


したがって、これに、

全幅1800mmを超えるようなデカイボディ。とか、

過剰なスペックを持ったスポーツカー顔負けの運動性能。なんてものを

付与するのは、不恰好で・不合理で・かっこ悪いじゃないか。



つぎに、

(2) Rという名称がガキっぽい

Rという名前をグレードやら車名に付けるのは、日本メーカーが好んでやるところだ。

GTRとか、タイプRとか、スペックRとか。

サーキットを普段走るわけでもないのに、レーシング名たる「R」を冠するなんて、

しらけてしまう。


こういうのを喜ぶヒトに買ってもらうのは別に構わないけど、これは子供っぽい戦略だ。

VWはもっと大人のイメージで、Rなんて名前はバカバカしいよ、という立場でいて欲しかった。



あと、

(3) Rモデルの企画に違和感がある

多くの人に乗ってもらおう、と全く考えていないわけでしょ?

他人とは違うモデルに乗っている、という優越感をくすぐるためだけに存在しているモデル。


これは、庶民にクルマを提供してやろう、というVWの社是(しゃぜ)にそぐわないじゃないか。


たしかに、500万円のRモデルで、ポルシェをぶっちぎれる、とかフェラーリより速い、のは、

高性能の庶民化、、といえるかもしれない。


でも、500万円、という段階で庶民のためとはいえない。

普通に働いていて、健全に税金を納めているヒトは決してRモデルは買えないのである。


というわけで、Rモデルの成り立ちは共感できない。



以上、(1)(2)(3)から、興味が湧かないのです。

世界中の多くの人も同じ思いでしょう。




事実上「初代VWのRモデル」。


VW Golf IV R32 commercial