キャトルセゾン(Quatre Saison)。
ここで、素晴らしいモンブランが食べられます。
もしかすると…
いや、間違いなく、いままで食べた中で、一番でした。
栗のほのかな味わい。 |
市販されてる「人工マロンペースト」のような強烈な甘味と匂いがするわけがありません。
とはいえ、栗だけで生クリームと合わせても甘みが足りず、ケーキにはならない。
だからといって、砂糖を入れすぎるとマロンの風味が消えてしまう。
とにかく、バランスが難しいと思います。
そのへんのバランスが非常に良く取れていて、かなり苦心した作品と分かります。
注文を受けてから、作ってくれるわけですが、生クリームがとにかくフワフワしています。
ショーケースにずっと放置されているケーキのとは一線をひく、新鮮さ。
実際、食べるとスッと口で熔けるなめらかさ。
新鮮な、出来立て生クリームってこんな感じなんでしょうかね?
この店主の心意気に応えるためにも、
併設される喫茶スペースで、注文して、5~6分待って、出来立てホヤホヤを
すぐにいただかねばならない。
そう思います。
これは、大きさと、味わいと、作りっぷりを考えると適正価格だと思います。
そして、とにかく気取ってないところが、本当にいいです。
昨今のケーキ屋は、とにかく気取ってるとこばかり。
なんでケーキ屋さんがそんなにゴージャスにしないとならんのか?と、
ツッコミをいれたくなってしまう。
さらにゴージャス系のケーキ屋は、「不適正」価格のボッタクリ店が多い。
そんな世の風潮に対して。
この店は、通販をやっていない。
独自のHPを持っていない。
昨今の商業主義丸出しのバカバカしいケーキ店に比べると、すがすがしい。
そして、食べてみると、そうとうの実力者だと分かる。
こういうパンチの効いた菓子店は素晴らしく、とにかく「痛快」のひとことでした。
【 最後に。】
モンブランの台として使われている「硬い、きな粉のような物体」は何だったのか?
結局、分からずじまいでした。
これが生クリームと一緒に食べると、まさに至福の味わい。
食べる人の最後にこういう演出を持ってくるという、制作者の心遣いにも惚れました。
今度また行って解明したいですが、
食べてみて分かった人がいたら教えて下さい♪