「究極のモンブラン」かもしれない。

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キャトルセゾン(Quatre Saison)。




東京都の千歳烏山、というところにあるこのお店。

ここで、素晴らしいモンブランが食べられます。


もしかすると…

いや、間違いなく、いままで食べた中で、一番でした。





栗のほのかな味わい。
栗というのは、そもそも淡白な味わいなのですから、

市販されてる「人工マロンペースト」のような強烈な甘味と匂いがするわけがありません。


とはいえ、栗だけで生クリームと合わせても甘みが足りず、ケーキにはならない。

だからといって、砂糖を入れすぎるとマロンの風味が消えてしまう。

とにかく、バランスが難しいと思います。


そのへんのバランスが非常に良く取れていて、かなり苦心した作品と分かります。







新鮮。
この店は、モンブランにだけ?気合が入ってるのか、これだけ作り置きしてません。

注文を受けてから、作ってくれるわけですが、生クリームがとにかくフワフワしています。

ショーケースにずっと放置されているケーキのとは一線をひく、新鮮さ。


実際、食べるとスッと口で熔けるなめらかさ。

新鮮な、出来立て生クリームってこんな感じなんでしょうかね?

この店主の心意気に応えるためにも、

併設される喫茶スペースで、注文して、5~6分待って、出来立てホヤホヤを

すぐにいただかねばならない。

そう思います。






質素。
モンブランの値段は420円。

これは、大きさと、味わいと、作りっぷりを考えると適正価格だと思います。


そして、とにかく気取ってないところが、本当にいいです。

昨今のケーキ屋は、とにかく気取ってるとこばかり。

なんでケーキ屋さんがそんなにゴージャスにしないとならんのか?と、

ツッコミをいれたくなってしまう。

さらにゴージャス系のケーキ屋は、「不適正」価格のボッタクリ店が多い。


そんな世の風潮に対して。


この店は、通販をやっていない。

独自のHPを持っていない。

昨今の商業主義丸出しのバカバカしいケーキ店に比べると、すがすがしい。


そして、食べてみると、そうとうの実力者だと分かる。

こういうパンチの効いた菓子店は素晴らしく、とにかく「痛快」のひとことでした。








【 最後に。】

モンブランの台として使われている「硬い、きな粉のような物体」は何だったのか?

結局、分からずじまいでした。

これが生クリームと一緒に食べると、まさに至福の味わい。

食べる人の最後にこういう演出を持ってくるという、制作者の心遣いにも惚れました。


今度また行って解明したいですが、

食べてみて分かった人がいたら教えて下さい♪