「東北オリンピック2020」を、夢想する。

きょうは、あの、恐ろしい地震があった日。

あの時は怖かった。

あのあとも、不安で、不自由な日々が続いて、暗い気分になったよなあ。。


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各メディアで、きょうは特集を組んでいた。

しかし、復興したとか、元気にやってるとか、明るい未来とか、そんなのばっかり。

なんかストーリー仕立ての、「お涙頂戴」の茶番ばかりで、脱力感を覚えた。

だって、現実は、ぜんぜんなっとらんのですよ?


原発、あいかわらず放射能対策が取られてないし、

除染作業、なんの根本対策になってないし、

復興計画、お金がない人たちは、結局、つらい思いをしているし。


国や地方公共団体は、予算が足りないからといって、税金をあげたり。

各種手数料の値上げ三昧…と、きている。


その反面、東京都はオリンピック招致活動とか、やっている。

競技施設整備費だけでも、2,850億円から3,250億円かかるという。


あとは、株価があがって、もうかったもうかったとお金持ちがウキウキしてみたり。

昨年は、高級外車が売れまくってみたり。


なんなんだ?この金回りの違いは?

いったいどうしたんだ!?

これが僕たちの国の、いやらしい現実の姿なのではないか?


それなのに、どうして「お涙頂戴」の茶番ばかり、メディア達は、やりたがるのか。


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いま必要なのは、お涙頂戴の茶番でなければ、

教科書に載ってるような、ありきたりの復興計画でもない。


大事なのは、復興のためにどうしたらいいのか、考えて考えて考えて考えること、

ではないのか?

そして、一部に集中しているお金を 復興のために、公正に配分すること、

ではないのか?


たとえば、オリンピックをやりたいなら、東京でやらなくたっていいじゃないか!?

東京都民の税金と、企業とやらが、集めに集めたお金を、全力で使って、

東北で開催すればいいんじゃないのか?



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復興計画と合わせて、将来にわたってずっと使えるようなインフラ整備を、目的とする。

そんな「東北オリンピックを開催」!

例えばこれは、復興のための公正配分となるお金の使い方という、考えの一つ。


311にこそ、そういう姿勢をメディア達は示すべきではなかったのか?

その点、じつに残念な一日だったといわざるを得ない。