筋(すじ)が通っている。
このように仙石氏が語ったという。
私はこの意見に賛成する。
理由は以下の通り。
(1)
孫正義氏が100億円を寄付して話題になった。
その他にも、世の中のお金持ちから続々と寄付の提供があった。
個人名義で「○○億」「○○千万」、と。
この行為が、大変尊いのは間違いない。
間違いないけど…、ここまで私財を投入できるって、
裏をかえせば「そうとう資産が溜まっている」ということだ。
(ちなみに中流家庭なら、10万円でもキツイだろう)
つまり、これは所得税のかけ方が甘いんじゃないか?
こう思ったのは僕だけではあるまい。
上記の仙石氏の発言は、
こんなところからも端を発しているのではなかろうか。
(2)
復興財源について、本命の意見は「期間限定で消費税率をあげる」こと、のようだ。
しかし、「期間限定」といっても。
彼らは、期間がすぎそうになったら、またなんやかんやと理由を付けて
税率の維持を図るだろう。
いったい、今までいくつの約束を平気で踏みにじってきたことか。
これらを考え合わせると、とにかく消費税率を上げさせるのは危険なのである。
(3)
所得税率を上げる、ということは過去に今まで何度か議題にあがった。
実は、これは現代社会の多くの問題を解決する最善策なのだ。
しかしこの議題は、とにかくお金持ちの反対にあって頓挫してきた、という経緯がある。
所得税率をあげるのは「このご時世の・今しか」チャンスがないのだ。
所得税率を上げるということは、震災復興のためだけではない。
世の中の不公正を是正する役割すら担っている、といえる。
以上が、僕が仙石氏に賛成する理由です。
おそらく、また例によって(マスコミを含む)お金持ちのパワーで
この所得税率アップの話は頓挫するだろうから、一応、ここに記念として?記しておきます。
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