プジョーSR1コンセプト。
なかなか、かっこいい。
ヘッドライトの大きさ・形状・位置が、知性を感じさせる。
そして、とにかく造形のバランスがいい。
苦労知らずで、育ちがいい、エリートの制作したデザインなのかもしれない。
とはいえ、従来のツリ目顔に比較すると「プジョーだ」という個性には欠ける。
つまり、クール、という表現が合うデザインにプジョーもまた、なってしまう、ということだ。
これで、ホット、という表現が合うデザインを採用するメーカーは、ルノーだけになってしまったか。。
そして、この新プジョー・デザイン。
この形状だと低価格では提供できないだろう。
500万円以上の価格帯でないと、この緻密さの雰囲気を出すことはできまい。
現行VWシロッコを思い出して欲しい。
コンセプトカー「アイロック」は600万円クラスのデザインとして発表された。
このアイロックは、とにかくカッコ良かった。
しかし、
あまりの「ヘタレっぷり」と、安物ッぷりへの変貌に大いに落胆したものだ。
同じことがプジョーに起こらないように祈りたい。
ともあれ、最近の自動車業界はデザインに苦心してるなあ…と思う。