…これは、所有したいデザインだ。
シロッコの実物に、触れてきた。
写真よりずっといい。
特によかったのは、リア周り。
この後姿は、
親しみ易さ、
クール感、
色っぽさ、
というちょっと両立しがたいテイストがうまく調和を保っていて、
非常にバランスがいい。
だから、いつまで見てても飽きなかった。
最近、こういう「ずっと見ていたくなる」デザインは珍しい。
対してフロントは、…世間では結構評判がいいようだが、
私にはどうにも日本車っぽく見えてしまう。
様々な点で、非凡なところはあるけど、リアにくらべれば普通に思えた。
ちなみにボデーカラーは白とブルーが展示してあった。
シロッコはどうやら白をイメージカラーとしているようだ。
でも意外にも、実物の「白」は心惹かれなかった。
どちらかというとブルーが良かった。
なんでだろう?
おそらく、白は。
ボディの抑揚感がベッタリとしてしまい、ハイライトがかき消されてしまうのだろう。
内装は、現行ゴルフGTIよりも、おとなしい感じがした。
シロッコのこれは「スポーティ」とはちょっと表現できないだろう。
でも、車に乗り込み、ドアを閉めるときに握る「ドアハンドル」にはちょっと
ときめいた。
このアルミ製のガッチリした握れるドアハンドルには心が昂ぶる。。
ここだけはスポーツカーしてるなあ、と思った。
シートは、本皮とファブリックとがあるが、率直に言ってファブリックはイマイチだった。
素材の選択も、平板な作りも、私鉄のホームにあるシートと、どっこいどっこいなのでは?
ここは無理をしてでも「本皮」を選びたいところだ。
後部座席にいたっては、大人の男性ならまずリラックスして座ることはできないだろう。
首を90度くらい傾けないと座れない。
このへんは私の2ドアPOLOの方が一歩も二歩も居住性が上だ。
まあ、シロッコは、スポーツクーペなんだな、と認識できる部分だ。
デザイン評価(星三つが満点)
エクステリア(外装)…★★★
インテリア(内装)…★